まず初めに
この記事では『チ。-地球の運動について-』のアニメ4話を
Amazon Prime にて視聴した感想をまとめてるぜ。
3話でまさかのラファウくんが退場……
これからどんどん好きになっていけそうなキャラだっただけに
次に出てくる主役たちを好きになれるか不安ですね……
4話はどのような展開になるのでしょうか?
記事の性質上、ネタバレを含みます
未視聴の方はご注意ください。
ではさっそく、4話のあらすじを見ていこう。
4話あらすじ
ラファウの死から十年後――。
代闘士のオクジーは気乗りのしない仕事で日銭を稼いでいた。
同僚のグラスは天体を観測し、ある法則を見出すことに生き甲斐を感じているが
オクジーは現世に希望を見出せず、早く天国に行くことだけを願っていた。
ある日、彼らは一人の異端者を護送する任務を負うことになる。
その異端者の言葉に警戒心をもつオクジー
一方徐々に心を動かされていくグラスだったが――。amazon primeより引用
天動説 宗教的背景について
まずこれね、自分の無教養を実感した形でありますが……
アニメをみてて思っていたのは
なんでこいつらこんなに地球を汚く思ってんの?
なんというか、地球を低く見過ぎじゃない? って思ってました。
でも、そもそも。この時代の天動説と宗教の密接な関係によって
地球は人間の住まう汚い(苦難がある)場所
天国(天文も含むいろんな意味)はもうなんかすげぇ素晴らしい場所。
という思想が根底にあったんだね。
フベルトさんとラファウくんの会話でも
フベルトさんが、本当にこの世界は汚いのか? ということに言及していましたが
僕はあれを、なんとなくそう思ってる人間が多い。くらいの
すごく漠然としたもので捉えていました。
この時代の信仰による価値観。みたいな所からきているんですねぇ
だとすれば
神を信じて天国へ行こう、それが罪を背負ってる人間達の唯一の救い!
という宗教(あるいは統治者)の教えに対して。
いや、地球は別に中心(底)じゃないから、地球そんなに汚くないぞ
という神や信仰の否定に繋がりかねない
地動説の存在を異端として排除するっていうのが、やっと繋がりました。
う~ん、こういうの知っておいたらより面白いんだろうな
教会と違うこと言ってるのは駄目! 死刑!
教会が嘘つきって言いてぇのかぁ!?
くらいのノリで異端として捌いているのかと思ってました。
おもろい。
オクジーとグラス
オクジーさん、なんかでかくないか?
これは主役がオクジーさんに代わったんだろうか?
天文をやってるようには見えないけど……
でも興味というか、今の在り方に疑問を抱くための下地
みたいなのはありそうですね。
はちゃめちゃにネガティブだね。
期待していいことはない。と言いつつも
天国に行くことに対してはめちゃくちゃに期待している。という
面白いキャラクターですね。
天国サイコー!!!!!
だけど自分が手にかけてきた人々が天国へ行っているようには思えず
じゃあ人をたくさん手にかけてる自分はもっとだめじゃん!
というもう希望なくしちゃいそうな思想をしている。
これは後半で異端者が指摘していたことですが
天国すらも期待していない、本当に存在しているのか?
という疑問を抱いているように見えるね
だからこそ、常に不安になっているのかな?
さて、果たして今後なにかに希望を見出すことができるのか?
期待しましょう。
グラスさんは……なんか死にそうだな……
でもめちゃくちゃいいキャラじゃん! ポジティブで!
今回の天文……地動説へ行き着くためのキーキャラクターかな?
こういう気さくな先輩みたいなポジションのキャラ
好きになりがちです。
そう思っていたんですが、あまりにもお辛い過去を背負っている。
好きがいけないわけがない!
これ、何気ないセリフだったかもしれませんが
僕は本当に好きですね。
好きは本当に人の原動力足り得ると思うので、大事にしたいですね。
おっ! 好きになったキャラが死にそうなアニメだぞ!
グラスさんは天体の動きの希望を見出したようですが
火星とか惑星とかを教えた修道士って何者だろうな?
だいぶ天文に詳しいみたいだけど、教会側にもそういう人がいるんだね。
火星の動きが不規則に見えたのは
なんか色々あるらしい、互いの公転の周期がどうたららしいです
詳しくは自分で調べてくれよな!
この世がくそったれに思えても
めっちゃ美しく完璧なものを捉えた時
それが完成するまで見てぇな
こういうモチベーションで生きていたんだろうか?
グラスさん、すごく死にそうだ。
10年後のノヴァク 異端者 お前何者だよ
ノヴァクさん! まさか10年後でも出番が!?
これもう主人公だろ。
おひげをたくわえて、相変わらずでしたね。
お守りは手紙? 家族からかな?
さて、問題は異端者の方です。
なんだこのフベルトの血脈みたいな存在は……
異端者、あまりにも存在感ありすぎるな。
っていうかレスバがくそつええ
芯から湧き出た苦悩は! 煮詰められた挫折は!
あるいは君の絶望は! 希望に転化しうるのだ
なのに君等は絶望に目を塞ぎ、誰かがくれた死後の保証付きの人生を生きている。
そんな人間に希望など訪れない。
拠り所があるのは悪いことじゃないとは思いますがね
希望なんて人それぞれだと思いますから。
だが、この星は天国なんかよりも美しいということに。
君だって本当は信じたいだろ?
この星は生きるに値する素晴らしいなにかだと。
冒頭でも少しお話しましたが。
天動説と地動説は、ただどっちが正しいか? みたいな話だけではなく
地球の価値を証明するための戦い。という側面もあったんでしょうか
宇宙の底にあって、罪深い人間たちが暮らして……
本当にそうなのか? 地球ってもっといいところなんじゃないか?
そう信じた人たちによる戦いの話なのかもしれん
チ。奥深いぜ
っていうかこの人フベルトさんのペンダント持ってるじゃん。
何者だよまじで。
グラスさんの「頼む……」が色々なものに掛かってそうですね
オクジーに対してだったり
異端者……というか
真に自分の信じる物が、良いものであってくれ。という希望に対してだとか
本当にいろいろこもってそうだな。
っていうかこの異端者、この二人じゃなかったら終わってただろ。
グラスさん結構好きなんですが、本当に死にそう。
まとめ 5話に向けて
グラスさん死にますか?
4話まで見てきましたが
この4話で、3話までの中身をもう一度考えさせられましたね。
天動説と地動説、自分の思っていたより奥深い問題でした。
この先も、このような当時の(フィクションなのでこの世界の)
宗教観とか信仰とか、この世界の当たり前について
色々触れられそうだなと思うと楽しみですね。
オクジーさんが主役として頑張ってくれるのだろうか。
絵面、地味ではないですか?
ここから天文にすごく詳しくなる。みたいなことはなさそうだけど
どのように話を展開していくんでしょうか。楽しみです。
というわけでここまで読んでくださりありがとうございます!
それでは次の記事でお会いしましょう! アデュー!
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