まず初めに
この記事では『チ。-地球の運動について-』のアニメ3話を
Amazon Prime にて視聴した感想をまとめてるぜ。
2話ではフベルトさんからペンダントを託され
地動説の証明に向けて動き出すも
義父であるポトツキさんに天文をやめなさいと再び言われるが
うまく誤魔化して乗り切るラファウくんでした
しかし異端審問官であるノヴァクさんの脅威が気になる所
それに加え、何故か家に天文の資料が多いところもまた気になる……
3話はどのような展開になるのでしょうか?
記事の性質上、ネタバレを含みます
未視聴の方はご注意ください。
ではさっそく、3話のあらすじを見ていこう。
3話あらすじ
処刑されたフベルトの異端思想――
「地動説」をラファウが受け継いだと察知したノヴァクは
義父のポトツキに揺さぶりをかける。ポトツキもまたかつて地動説に魅了され
捕縛された過去を持つ異端者だった。
ポトツキの裏切りにより捕縛されるラファウ。
「地動説を捨てれば全て赦される」――
裁判所で選択を迫られたラファウは、信じられない行動を取る。amazon primeより引用
冒頭 天文の研究を進めるラファウだが……
あらすじすごいネタバレなんだが?
ちなみに視聴はあらすじを見る前に行っております。
研究を進めているラファウ
そろそろ義父、ポトツキが帰宅する時間
下書きしていた資料を燃やし
フベルトが資料を保管していた山へ
自身の清書した資料を保管にしに出かける
順調に研究を進めている様子ですね
紙燃やしちゃうの!?!?!!?
と思ったらただの下書きか、びびらせやがって
大丈夫? ちゃんと全部燃えた?
これなんか資料の保管場所がさ、いいよね
フベルトさんから受け継いだ想いを、どんどんこの場所に積み重ねていくのかな
その間にポトツキが帰宅し
ポトツキは燃えカスの中から、一部残った資料を発見する……
一方山から帰宅してきたラファウ
考え事をしていると街の入口で声をかけられる
その相手は異端審問官のノヴァクであった
あああああああああ!!!!!!! 燃え残り!!!
だから言ったじゃん!!!!!!!!!
ばれちゃったねこれは
でも燃えカスからわかるってすごいなポトツキさん
やっぱポトツキさんは天文の研究してたんだね。
でたあああノヴァクさん!!!!
今日も異端審問ですか
これ完全に疑われて待たれてたよね?
フベルトから受け取ったネックレスについて詰問されますが……
自戒です。異端への怒りと警戒を忘れないようにするため。
とうまいこと返すね。さすがだ。
その後もノヴァクさんからの質問をうまく切り抜ける。
ノヴァクさんこわいよ
机の上に燃えカスが置いてあるのこえ~よ
燃えてなかったのか!? 義父さん見つかった!?
と、焦りますが。紙をよく見てみると……
計算が修正されてる!?!?!?!?
ポトツキさん!!!!!!!!!
その紙は自然消化しやすい
燃やすなら、灰になるまで見ておけ。
ポトツキさん!!!!!!!!!!!
この修正は義父さんのものかと質問するが
「私は何も知らん……」と返ってくる
ポトツキィィィィ!!!!!!!
ここでラファウくんを詰問せずに
修正だけして、シラをきるということは
天文について、見て見ぬふりをしてくれたということで……
僕はかなりポトツキさんが好きになってしまったが……
ラファウくんからすれば、自分の企みが露見したようなもので
かなり考え込んでしまう。
さっきノヴァクさんに問い詰められたこともあり
一旦休んで研究を再開することに
シーン終わり前に何かをしたためる?
手紙かな? なんて書いてあったんだろ
OP、知らん人多すぎる。
翌朝 ポトツキさんの所に訪問者が……
翌朝ラファウの部屋を尋ねるポトツキだったが、ラファウは外出中
ポトツキは昨日の行いを後悔している様子
もし、これがばれたら……と怯えているようにも見える
そこへ一人の訪問者、異端審問官のノヴァクだ
フベルトの事後処理で。と家を訪ねてきたのだった
ノヴァクさんどこにでも出てくるな、主人公か?
フベルトさんはポトツキさんの教え子だったらしい
そのことについて、複雑ですよね。とノヴァクから話を振られるが
特別な想いはないと返すポトツキ。
あなたに異端の過去があり、それがフベルトと同じ地動説の罪でも?
ポトツキさんも元異端者か……ポトツキも地動説にたどり着いてたんだね
家の資料はやはりそういうことか。
神学を学んだり、養子をとったりと
前科の印象を消そうと必死だ。と指摘される。
二度目の異端は処刑って話ですからね……こわいよね
話は火あぶりの刑について、ノヴァクさん匂わせがひどい
ポトツキさんはなぁ! そんなことには屈しませんよ!!!!
地動説、サイコーーーーーー!!!
火あぶりにおいて肉体的苦痛は些細なことだと言うノヴァク
そして、神学を学んだポトツキにはその意味がわかるはずだ。とも。
最後の審判において復活する肉体がなくなる。とのこと。
最後の審判について。
世界の終わりに神が全人類を裁く。みたいなことらしい
これと復活する肉体がないことがどう関係あるのかというと
裁く時に、とりあえず今まで存在した人類を全員復活させてから
天国行きか地獄行きか振り分けるみたいな話らしい。
だから肉体燃えてたらどうなんの? みたいなので意見別れてるよねって話っぽい。
詳しくは自分で調べてくれよな!
ノヴァクさんは無になると考えているようですね
記憶も経験も意識も魂も死後の世界も全部無だ。と
ここはノヴァクさんの思想というか
この時代に住む人々の信心深さ。みたいなのが見える気がするね。
これが脅しになるのって、神や宗教を信じてないと通じないだろうからね。
あんたの子ども、異端研究しているだろ
ば、ばれてますよ!!!!
決めつけて話すノヴァクに言い返すポトツキ、いいぞ!!!
証拠だせよ証拠を!!!!!!
ラファウはまだ初犯だが、ポトツキがそれを匿っているとなると……
という脅しをかけて去ろうとするノヴァクだが……
本当に初犯は死なずに済むんですよね? とポトツキは質問する。
ポ、ポトツキさん? 嘘だよな?
でも、あ~~~これ、あ~~~~
父としての心というか、息子は死なせたくない気持ちと
自分も死にたくない気持ちがせめぎ合ってる
当然と言えば当然なんだけど
なんかこう、人間らしいな……という感じが……
言っちまうのかポトツキさん……
ポトツキの苦悩 翌朝目を覚ましたラファウを迎えたのは……
場面は切り替わり、一人自室で苦悩するポトツキ
ラファウが部屋を訪ねてきて
燃えカスに施されていた計算修正のことについて尋ねるが
ポトツキはそれを遮って
地動説は証明できると思うか? と尋ねる。
はい。と答えるラファウ
返事を聞いて一言。そうか。と返すポトツキ
詳しいことは明日話そうと会話を打ち切り
そして翌朝を迎え、ラファウは目を覚ます……
これは……言っちまったのか? ポトツキ……
帰宅したラファウにも気づかないとは、まいってますねこれは
ラファウの疑問を遮ってまで自分の質問をぶつける
「地動説は証明できるとおもうか?」
「……はい」
短いやり取りでしたが、ぎゅっといろいろ詰め込まれたやり取りでしたね
勝手な憶測ですが、ポトツキさんはこのラファウくんの返事に
どうしようもない止められなさ
みたいなのを感じ取ったんじゃないでしょうか。
そして、それは自分の死につながることを意味していた。
フベルトさんと同じ気配と言うか
そんなものを感じ取って、密告に至ったんじゃないかなと。
この質問はポトツキにとって最後の砦だったんじゃないかなと。
そんなことを考えましたね
そして翌朝。
目を覚ましたラファウを起こしにきたのは
異端審問官のノヴァクさん。
ラファウくんは投獄されてしまいました。
拷問器具の説明をするノヴァクさん
痛みを想像させて追い詰める感じだろうか
この拷問器具見たことある!!!
ノヴァクさん拷問が好きとかって感じじゃなくて
本当に仕事って感じするな。
多分周りの人は好きなんだろうな。
家族や子どもへの愛情はしっかりありそう。
改心して天文に関わるなって言ってるし
2話でいってた、周りの信仰を守る。みたいなのは本心かな?
この世で最も肝心な選択とは何を諦めるかだ。
これはノヴァクさんが何かを諦めたってことなんだろうか
ノヴァクさんも地動説自体はありえそうって思ってたらおもろいな
まだ詰んでない。宣言くらいしてもいいだろうと考えるラファウくん。
宣言して資料を燃やす、それだけだからね
ラファウくんは今まで通りなら賢く回避しそうなものですが……
世界はちょろかったはずなのに、地動説のせいで全てが変わってしまったね
フベルトお前この野郎
前にもこんなことあったっけ
あの時と同じで、僕が天文を続けるのは合理的じゃない
あの頃と同じで、空はずっと遠くにある
それどころか、窓はあの頃よりも小さい。
でも……でもなぜだ?
今はあの頃よりもはっきりと……空がよく見える
こんなに……美しかったのか
おぉもう……これは覚悟決めちゃった感じか。
なんというか、この作品。
神をずっと否定しないつくりになっているのかな、と。
それがいいとか悪いとかじゃなくて。
神が創ったこの世界はきっとなによりも美しい
これがこの作品の言いたいとこだったんじゃねぇかなと
いやまだ3話ですが……
この星とか、この世界とか、そこに住まう人間とかへの賛美的な
そんな作品なんだろうか。とふんわり想いました。
でも生きてりゃまだ続けられるんだから、賢くやっていく側でもええんちゃうか?
裁判にかけられるラファウ
ラファウは質問に答えていき
そして、教会側の要求を受け入れ改心した場合
大学への進学を許可する旨を伝えられる
大学への入学許可書を受け取るか? と紙を差し出され
ラファウは入学許可書をしっかりと受け取るが……
地動説の存在ってこんなおおぴらにしていいんだな
もっと秘匿されるべきだと思っていたけど
逆におおっぴらにして
異端で頭おかしい! みたいにしたほうが効率いいんかな?
改心しろ!!!!!!!
焚書しろ!!!!!!
受け取れラファウ!!!!!!!
紙に手を伸ばして受け取るラファウ
これにはノヴァクさんもにっこり
では宣言してください。と促されるが……
宣言します
僕は地動説を信じてます。
きたあああああああああああ!
いやそうであって欲しいという想いはあったけど
ラファウの心意気はめちゃくちゃ嬉しいけど、でも死ぬじゃんね?
再び牢獄へ ラファウ最期の時
ノヴァクは牢屋を訪れ「なぜだ」と疑問をぶつける。
拷問前日に特別に与えるものとして水を飲んでいるラファウ
ノヴァクさんも流石に動揺しているようだが
二人して一緒に水を飲むことに。
ノヴァクの疑問に
「資料を焼かないほうが地動説のためになると思った」と返すラファウ
うわ~いいなここ、めちゃ好きだね。行動理由が。
フベルトさんが捕まったときはどうだったんだろうか?
文面だけ見ると、フベルトさんは燃やすように催促していたが
どこかで諦めていたフベルトさんと違い。
証明できる。と確信を持っていたラファウ少年は残す方を選んだのだろうか。
「拷問を甘く見るな、明日には宝のありかをはくさ」
と忠告するノヴァク
敵は手強いですよ。
貴方がたが相手にしているのは僕じゃない。
異端者でもない。
ある種の想像力であり、好奇心であり……
畢竟(ひっきょう)
それは知性だ。
「知性?」
それは流行病のように増殖する
宿主でさえ制御不能だ
一組織が手懐けられるほど、かわいげのあるものじゃない
「では勝つのは君か?」
「この選択は君の未来にとって正解だと思うのか」
そりゃ不正解でしょ。
でも不正解は無意味を意味しません。
うおおお……ラ、ラファウ!!!!!!!!!
フベルトにあてられすぎだ……
どうしても僕はラファウが子どもだと思っているので
なんというか、身近な大人に影響された少年のようにみえてしまう
当然、影響は多大なものがあるとは思いますが。
なというか、流されているようにも見えなくはない。
どうしようもなく、理屈じゃなくて、感情、直感側の人間なんだよな
この決断に、高潔さというか決意を見て
それは素晴らしいものであるとも思うけど
なんというか、生命の価値ってそんなもんじゃないだろう。とも思わなくはない。
これがフベルトのような大人なら違った感想を抱いただろう。
当然、ラファウくんにとって自分の生命の使い所はここだと。
そう信じての決断だろうな。とも思いますけどね。
返答を聞いて驚愕しているノヴァクをよそに
急にケシの実について話し出すラファウ。
ケシの実を使った毒物を自分で飲んだと告白する。
教えに反している! どこまで教会をコケにするんだ!
と激昂するノヴァク
死の先に恐ろしい運命が待っているぞ! とまくしたてる。
死の先なんか誰も知りませんよ。
ソクラテス曰く
誰も死を味わっていないのに、誰もが最大の悪であるかのように決めつける。
エピクロス曰く
我々のある所に死はない、死のある所に我々はない。
セネカ曰く
生は適切に活用すれば充分に長い。
僕はその全てに賛成です。
「そんなの2000年近く前の愚かな異教徒の言葉だろ!!!」
「奴らには絶対神も救いもない! そんな言葉が何になる!?」
感動できる。
フベルトさんは死んで消えた。
でも、あの人のくれた感動は今も消えない
多分、感動は寿命の長さより大切なものだと思う。
だからこの場は……
僕の命に代えてでも、この感動を生き残らせる。
「正気じゃない……」
「わけもわからんもんに熱中して、命すら投げ捨てる」
「そんな状態を、狂気だとは思わないのか?」
たしかに……
でもそんなのを、愛とも言えそうです。
あ~
人を狂わすのには充分だ。
受け継がれる想い、知識。その全てが愛なんだね
神から愛された全人類が、その愛を誰かに伝えていく
受け取った愛を次に繋ぐために、ここで死んでも構わない。
そういう風に僕は受け取りました。
少なくとも、フベルトから受け取ったものを
絶対に絶やしたくない。
そう思えるほど、ラファウくんにとっては価値があるものだったんですね。
次の誰かに、自分の見た空の美しさを伝えたかったのだろうか。
ノヴァクさんは、これに何を思ったのでしょうか。
少なくともラファウくんは何も残せずに死んでいくわけではなさそうですね。
ラファウくんは死の間際まで、その瞳に星空をうつしていました。
10年後。
じゅ、十年後!?!?!?
誰!?!?!!?
知らない人がフベルトさんのペンダント持ってるよ!!!!
次の誰かが、残したものを受け取る場面ってことですか
この人たち天文とかわかんの?
って思ったけど、ペンダントからここを突き止めたってことは
この人たちも天文をやってるのか。
箱の中には、ラファウくんが残した手紙
そこに書かれていたのは……
地
チ!?!?!?!?!?!?
終わり!?!?!?!?
まとめ。4話に向けて
ラファウくん死んだんだけど?
まぁ……そう簡単にはいかないアニメだとは思っていましたが。
退場が早いよ。
ただ単に、地動説を証明するためのドタバタではなく
ヒューマンドラマというか
神とは? この世界とは? 大事なものって?
星空って、この世界って美しくないか?
そういうものを勝手に受信しています
まだ3話なのに……
4話からは主役が交代して、また話が展開するんでしょうけど
いろいろなものを証明するのって一人の力じゃなく
人類の知性を持って、その研究の成果を脈々と受け継いで
はじめて解にたどり着くんですよね
そういったところもどんどん表現していくのかな。
もしかして次の世代の人たちも死にますか?
この先の展開も楽しみですね。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!
それでは次の記事でお会いしましょう、アデュー!
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