アニメ『チ。』14話 感想|オクジーとバデーニが残したもの

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この記事では

この記事では、アニメ『チ。-地球の運動について-』
14話の感想をまとめています
独自解釈により、少しの考察もあるよ!

オクジーとバデーニ、最期の時
2人は何を見て、何を残していくのか……
初見の感情のままにまとめました。

こんな人におすすめの記事

・初見視聴のリアルな感想が読みたい方
・キャラの心情に思いを馳せた文章が好きな方

記事の性質上、ネタバレを含みます
未視聴の方はご注意ください。

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ざっくり14話感想

ついに……この時がきてしまったか……

長く見守ってきたオクジーとバデーニ
2人の最期を見届けるのはちょっと辛いですね。

ですが、絶望だけではなく
2人の残した希望に想いを馳せたくなる
そんな回でしたね。

いや……わりぃ

やっぱつれぇわ

では14話のあらすじ見ていきましょう。

チ。のテーマである星空、感想記事導入用の静寂に包まれた星降る山の写真

画像素材フリー素材ぱくたそ 様[ https://www.pakutaso.com ]

『チ。』14話あらすじ

ノヴァクから苛酷な拷問を受け続けるオクジー。
見かねたバデーニはついに自白してしまう。
こうしてはるか以前から信念ある者らによって
連綿と託されてきた地動説の資料は教会に押収され
バデーニとオクジーは死刑を宣告される。
己の運命を受け入れる二人だが、地動説は決して終わらせない。
その信念のもと、事前に仕掛けておいたある策に一縷の希望を託し
二人は絞首台へと上っていく。

                                 amazon primeより引用

バデーニ……ついに自白|ノヴァクから聞く”ラファウ”の話

バデーニは激しい拷問を受けるオクジーを見て
ついには資料の在り処を自白し、山中へと案内する

そこでノヴァクから資料を残した前任者
ラファウについての話を聞くことになる……

オクジーくんにひどいことしないで;;

なんかいい人が傷ついてると
悲しくなっちまうよ僕は……

でも異端者だから仕方ないか
悪魔がこの野郎……

僕はバデーニなら資料を燃やしていても
おかしくはないなと思っていたんですが

このあたりをしっかり見抜いているのは
さすがですねノヴァクさん。

物語的に残していてもおかしくはないが
ここまでのバデーニなら本当に……?

という半信半疑のような状態で見てました。

なんせオクジーの本を燃やしていますからね。

あれに関しては流石の僕も怒りですよ。
オクジーくんにひどいことをするな。

さて、自白してしまったバデーニですが
山中でノヴァクから話を聞きます

10年前に自ら毒を飲んだ異常者の話

そう、ラファウの話ですね。

当時12歳だったという話を聞いて
流石のバデーニも驚愕。

誰だって驚くよなこれは。

バデーニは以前、第7話にて
残した資料から『どこか幼さを感じる』と
言及していましたから

この部分についても、なるほどな。と
腑に落ちた感じはしたでしょうね。

▼あわせて読みたい

アニメ『チ。』7話感想

12歳でもなければ
世界を動かそうとなんかしない

フベルトは12歳だった……?

ここはフベルトの存在がわからない故なのか
そういう純粋さがないと

常識的な物を全て捨て
地動説に生涯をかけるなんて普通はしない。

という読み解き方なのか……

どちらにせよ
ラファウの異常性が際立つ感じがしますね。

そんな受け継がれてきた資料が
協会側に全て押収される……

一旦の区切りを感じましたね。

オクジー・バデーニ最期の時|笑顔の二人が胸にくる……

刑の執行前にオクジーとバデーニは話をする
バデーニは自身の策について語り
オクジーの残した感動が伝わる可能性に掛ける。

直前になっても執行台の上で2人は語り合い
自分たちが地獄の入口には立ってないことを信じながら
美しい夜空を目に焼き付け、逝くのだった……

あぁ~~~

ついに、終わってしまったな……
いや、まだ終わってはないんですが……

オクジー・バデーニ達の物語は
一旦、ここまで幕引きですね……

2人の会話、かなりよかった。

どうせ死ぬのだから
自分の目なんて気にしなくてよかったのに。

そういうオクジーに対して

「わかってないな!」
「あれが……どれほど辛いか」

ここ~~~!

自分が経験したからこそ
その痛みを想像しちゃったんだろうねぇ

拷問中に
希望に満ちたオクジーくんを思い返していたし

オクジーくんにそういう思いをさせたくないとか
オクジーくんから目が失われるのは惜しいとか
色々考えての決断だったんだろうな。

それからバデーニが残したのが
自分のではなく、オクジーの文章
というところに非常に感じ入るところがある……

「君の文章は論文としての価値はないが」
「その分伝わる可能性は高いだろう」

「伝わる……? なにが?」

「感動だ」

ここ本当に最高だ……

10話にて
オクジーくんの本に目を通していたバデーニですが……
あの時にきっと、感動を貰ったんだろうなと思います。

▶ アニメ『チ。』10話感想

この世界に絶望していたオクジーが
希望を取り戻していくさまを間近でみていましたからね。

バデーニが守ろうとしたのは地動説じゃなくて
オクジーとオクジーが経験した物語だったんじゃないかな

それとバデーニ本人が言及していますが

歴史。
これを紡いでいこうという

自分にとって益のない行為だけど
歴史にとって非常に価値のある物を
後に残しておこうと。

ピャスト伯よりずっと前から受け継いできたもの
それを全くの無視は出来なかったようですね。

なんだかんだバデーニも
感動に魅せられた人物だったのかなぁと。

刑の執行前の2人の会話というか
表情がね……

ふたりして、会話が楽しそうなんだよな

特にバデーニの横顔が
今までにないくらい穏やかで……

今までオクジーに希望を与えてきたバデーニが
ここに至って、オクジーから希望を貰ってるのがもう……

最高だ

今際の際の星空が
いつだって綺麗なんだこのアニメ。

今までは見上げるのすら怖かった星空を
しっかりと見つめ続けて
オクジー、そしてバデーニの刑が執行された……

オクジーとバデーニ、ありがとう。

ヨレンタ、異端審問を受ける|シモン、死ぬぞお前!

異端審問官のシモンとレフは、ヨレンタから事情を聞く
そこへアントニがやってきてヨレンタは拷問を受ける羽目に

拷問器具を取りに行く途中、漏れ聞こえる声に
シモンは聞き耳を立てる

アントニは自身の教会内での立場のため
司教と懇意にしている、ノヴァクを失脚させようとしていた。

真実を知ったシモンは、ヨレンタを逃すことにする……

シモンとレフ間違えてたらごめん

バデーニとオクジーと関わりを持っていた
ヨレンタめっちゃ危険だよな。

そう思っていたんですが
まさか拷問まで受けることになるとは……

シモンとレフだけなら穏便に事情聴取だけで済んだのに……

アントニのこの野郎が……

バデーニの言いつけを守って
知らぬ存ぜぬで乗り切れたのによ

これもしかしたら
無関係でいられない。という気持ちから
自白する流れもあるのか!?

とか思ってましたけど
全然そんなことはなかった。

アントニは権力への欲求が強いのかな?

それとも父への復讐的な動機だろうか?

躊躇無く拷問できるってすごいよね
異端審問官の適正高そう。

今回は拷問描写が多く
思わず目を背けたくなるシーンが多いね……

さて、アントニのガバガバセキュリティのせいで
全てを聞いてしまったシモンくんですが……

なんとヨレンタを連れ出すことに。

「僕は残って、みんなに経緯を説明します!」

ばかやめろ!

お前もう死んだぞそれは。

「信仰ってなんだと思いますか……?」
「僕は生き方だと思います!」

おま……おまえ……!

どうした急に!
なんでそんなかっこいいことを……!

確かに
何を信じて生きていくか。
信仰ってそう考えてもいいものですよね。

シモンは、自分が正しいと思った
自分の信仰に殉じた行動を取ったんでしょうね。

でも残って説明はやめとけって!
絶対死ぬから!!!

いや、でもまぁ1回くらいなら
許されるのか……?
仮にも聖職者だし……

アントニが許してくれなさそうなんだよな。

次回からは
ヨレンタが物語の中心になるのだろうか?

無事に逃げてくれ……ヨレンタ!

希望を感じさせる、夜明け前の星空の写真。

画像素材フリー素材ぱくたそ 様[ https://www.pakutaso.com ]

14話まとめ|1つの終わりを迎えた感

いや~……
なんか、終わっちまった感が少しある。

物語も託したものも
まだまだ続いていくんですけど

長く見てきたバデーニ・オクジー
両名が最期を迎えてしまったのでね……

ちょっと悲しい。

しかし、バデーニの策と
まだヨレンタがいますから!

この先も
どう展開していくのかは期待したいところ。

15話、楽しみにしておきましょう!

ここまで読んでくださってありがとうございます!
次の記事でお会いしましょう! アデュー!

▼関連記事

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他アニメ作品の感想はこちらから
▶その他 アニメ感想記事 総合

ざっくりQ&A

Q
バデーニの策ってなに?
A

スラムの人たちを使ったなにかだと思う

オクジーの日記を読んでから
スラムに出かけていたはずなので、策の一部はこれだと思う
手紙は……まだわからないね
クラボフスキさん宛だとは思うが……
スラムの人々、クラボフスキさん
この人たちで成り立つ何か。だとは思います。

Q
バデーニ、最初と言ってること違うじゃん
A

きっとそれが、何かを知るということだ

これがそのままバデーニにも返ってきたんじゃないかな
オクジーの希望や感動
ピャスト伯が受け継いできた想い、歴史
様々なものに触れて、知って
価値観を増やしていったんじゃないかなと僕は思う。

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